ゴロ-の健康と糖質制限と栄養学の話

健康と糖質制限と栄養学について色々な話題を紹介します

健康に役立つ栄養学(4) タンパク質その2

どうもこんにちは、ゴローです。

 

今日は仕事がお休み、溜まった録画をみながらアイロンがけをしました。

仮面ライダーエグゼイドを一気見、ダサいけど面白いです(笑)。

 

 

さて、今日の話題は前回の続き

タンパク質のちょっと気を付けなければいけないことです。

 

アレルギー発症の仕組み

タンパク質は人体に最重要な物質であると同時に、様々な疾患の原因ともなります。

このうちの一つ、アレルギーについて解説します。

 

 

アレルギーには発生機序に従って、5つの型に分類されます。

食物アレルギーはⅠ型と呼ばれます。

IgEというタイプの免疫グロブリン肥満細胞(マスト細胞)や好塩基球という白血球に結合し、そこに抗原が結合するとこれらの細胞ヒスタミンセロトニンなどの生理活性物質を放出する。これにより、血管拡張や血管透過性亢進などが起こり、浮腫掻痒などの症状があらわれる。この反応は抗原が体内に入るとすぐに生じ、即時型過敏と呼ばれ、アレルギー性鼻炎気管支喘息蕁麻疹等の症状を伴う。また、反応が激しく、全身性のものをアナフィラキシーと呼び、さらに急速な血圧低下によりショック状態を呈したものをアナフィラキシーショックという。また、この種のアレルギー症状は、10分前後で現れてくる。

以上、wikipediaより

 

タンパク質はたくさんのアミノ酸が結合してできる巨大分子です。アミノ酸が複数つながった構造体をペプチドといいます。巨大なペプチドをタンパク質と呼ぶと言う事です。グルコースの分子量が180に対し、タンパク質は10000を超えることも珍しくありません。

 

分子量が大きいままでは吸収できないため、酵素を使ってアミノ酸レベルまで細かく分解してから、小腸内壁から吸収します。しかし、この酵素で分解しきれない場合、分子量が比較的大きいペプチドのままで吸収してしまうことがあります。このペプチドに対して上記の反応が起こります。多くのタンパク質はアレルギーを発症させる原因物質、アレルゲンとなり得ます。

 

幼少期に多いのが卵アレルギー、しかし、多くの場合、成長と共にアレルギーがなくなります。これは卵のタンパク質を十分に消化できる酵素がないためで、成長に従って酵素が十分につくれるようになると、アミノ酸レベルまで分解できるようになり、アレルギーが解消されます。

 

実はアレルギーだった・・・?

私は小麦アレルギーでした。小麦粉なんて巷にあふれまくっていますので、気にも留めていなかったのですが、病院で調べてもらうとわずかですが反応があったのです。

 

他にも気付きにくいアレルゲンとして米があるようです。毎日、何となく不調、食後にやたらしんどくなるなどの症状を持っている人は、この二つを調べてもらうと、もしかしたら引っかかるかもしれません。

 

他にもアレルギー症状が出ていても気付かない食品があるかもしれません。自らの状態を注意深く観察し、食べたものに対して、体がどのような反応をしているのかを見極める必要があります。その食品を突き止めたら、必要であれば血液検査をしてもらうと、アレルゲンかどうかはすぐにわかります。これまでにも言っている通りですが、自分の体からの声に耳を傾けなければなりません。

 

毎日、特定の食品を食べることは避けた方がよいでしょう。それがきっかけでアレルギー反応を起こしてしまうことがあるのです。なんでもバランス良く食べることが大事ですね。

 

グルテンを断つ

しかしこの小麦ですが、アレルギー以外にもやっかいなグルテン不耐症という症状を引き起こします。これはアレルギーと似て非なる物です。

matome.naver.jp

その詳細については上記サイトやその他、インターネットでの検索で情報はたくさん出てきます。最近になって報告されてきている症状ですので、まだまだ研究の途中です。

 

作用機序について簡単に説明すると、腸の細胞間結合をグルテンの構成タンパク質のグリアジンによってこじ開けられ、そこから様々な有害物質が体内に入り込むことで、数多くの諸症状が顕われるということです。

 

グルテンは小麦のもちもち感を出すために必要なものです。人類が小麦の生産を始めたころは、このグルテン含量が低い野生種だったのが、数千年にもおよぶ品種改良の結果、グルテン含量が高く、もちもちで“おいしい小麦”が作られるようになりました。つまり、自然界に存在しない小麦を口にすることで、えらいことになっているのです。

 

欧米ではグルテンフリーの商品がスーパーの一角にあるほど普及しているのですが、日本ではまだまだなので自分で避けるしかありません。

 

もちろん、グルテン不耐症ではない人もいるのですが、先程と同じように、何となく不調が続く人は小麦を断ってみてください。不調が治ればそういうことです。一応、IgG抗体検査で陽性の場合はグルテン不耐症であることがわかるようですが、陰性でもグルテン不耐症の症状を示す人もいるので、確定診断はできないのが現状の様です。

 

避けるべき食品はダイレクトに小麦を使ったうどんやパンはもちろん、揚げ物や餃子の皮など、意外なところでは醤油やたれなんかも要注意です。麦茶はほとんど含まれていないと考えられますので、よほど過敏な症状が出ない限りは大丈夫でしょう。

 

糖質制限しない場合も、グルテンカットはやってみる価値があると思いますので、ぜひお試しください。

 

ゴロー

 

 

 

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